こんにちは。
最近スノーボードに行く回数が少ない濱田です。
去年は毎週のように行ってましたからね。
今季はもう少し抑えようと思ったら今度は少なくし過ぎた・・・
もうちょい回数増やそかな!?
今回は期待度MAX不安度MAXの映画『ダーク・タワー』
を鑑賞したので紹介しようと思います。
でも映画を紹介する前にまずは原作小説である
「ダーク・タワー」から紹介していきますよ。
「ダーク・タワー」
(The Dark Tower)
スティーヴン・キングの長編小説。
全7部構成(シリーズではなく長編の分冊)。
英国幻想文学大賞を受賞。
キング自身がライフワークと称する作品で西武開拓時代を思わせる荒廃した世界(中間世界)を舞台に「最後のガンスリンガー」であるローランドと仲間たちの壮大な旅を描く。
<シリーズ構成>
・第1部:ダーク・タワーI ガンスリンガー
(The Gunslinger)1982年
・第2部:ダーク・タワーII 運命の三人
(The Drawing of the Three)1987年
・第3部:ダーク・タワーIII 荒地
(The Waste Lands)1991年
・第4部:ダーク・タワーIV 魔道師と水晶球
(Wizard and Glass)1997年
・第5部:ダーク・タワーV カーラの狼
(Wolves of the Calla) 2003年
・第6部:ダーク・タワーVI スザンナの歌
(Song of Susannah) 2004年
・第7部:ダーク・タワーVII 暗黒の塔
(The Dark Tower) 2004年
<あらすじ>
「黒衣の男は飄然と荒野の彼方に逃げ去り
ガンスリンガーはその後を追った」
荒廃し何もかもが変転していく世界を舞台に「最後のガンスリンガー」であるローランドが暗黒の塔を探索するという物語。
「暗黒の塔(ダーク・タワー)」は存在する全ての世界と宇宙を中心で繋ぎとめていると言われ、この「塔」が倒壊しかけている事がこの世界の荒廃の原因である。
ローランドの目的はこの「塔」を見つけて修復する事。
途中、様々な人物と出会い、時に旅の仲間を得ながら探索を続けるローランドだが、様々な困難が彼ら「カ・テット」(カ=運命によって結束した仲間)にふりかかる事になる。
この小説で重要なのはキングの多くの
諸小説が「ダーク・タワー」との関連を持っている
という事。
特に関係が深いものとして
『不眠症』『ザ・スタンド』『アトランテイスのこころ』
『タリスマン』『ブラック・ハウス』『デスペレーション』
『レギュレーターズ』『ドラゴンの眼』『IT』
などが挙げられる。
これらの作品において非常に重要で
物語の展開にも深く関わっている。
◆本作品自体が『タリスマン』『ドラゴンの眼』などの
作品の舞台でもある中間世界。
◆第4部:『ザ・スタンド』での町が“超流行”
つまり“スーパーフルー”で壊滅した町として登場。
◆第5部:『呪われた町』の登場人物であるキャラハン神父が重要な役柄で登場。
◆第7部:『アトランティスのこころ』『何もかもが究極的』『不眠症』からそれぞれテッド・ブローティガン、ディンキー・アーンショー、パトリック・ダンヴィルが登場する。
特にパトリック・ダンヴィルは終盤での重要人物。
◆第7部:『IT』のIT(ペニーワイズ)=ピエロに酷似したものが登場。
(映画『IT/"それ"が見えたら終わり』に登場するペニーワイズの事です)
この関連性で言える事は本作品がスティーヴン・キングの
作品世界の集大成という事。
キングの世界観は以前から『IT』『タリスマン』『不眠症』等の作品で多次元世界の思想、亀などいくつかの種類の動物の姿をとった世界の守護者の存在、破壊者(ブレイカー)・ビームの概念、そしてそれを脅かす「深紅の王(クリムゾン・キング)」について少しずつ言及されてきたが「ダーク・タワー」の完成までその全体像は全く不明だった。
本作品の完成でその存在の正体・意味などが(未だ不明な点があるにしろ)明らかになり元凶はこの深紅の王(クリムゾン・キング)によるものだったと判明する。
(クリムゾン・キングのビジュアルは
漫画「ドリフターズ」の黒幕である黒王っぽい?)
キングの諸作品において怪奇事件や不可解な出来事が発生したのは全て深紅の王による「暗黒の塔が狂ったから」であり
ローランドの目的はキング世界全体を救済する事である。
(こういう同じ原作者作品群の世界観を統一(クロスオーバー的なリンク)
しているのは大好物ですね!)
<ダークタワーの世界及び舞台>
「ダーク・タワー」には登場人物たちの背後にある
2つの勢力の対立が描かれている。
<純白>の勢力(善)と<深紅の王>の勢力(悪)。
<純白>はローランドの先祖アーサー・エルド王(円卓の騎士などで知られるアーサー王)の古くからの勢力。
ダーク・タワーの舞台となるのは中間世界と呼ばれる場所。
中間世界とは荒廃が進んだ未来の世界ではなく
現実世界とは別の世界だがあらゆる時代・場所と繋がっている
キング・ユニバースの中心世界。
出ました!
最近流行りのユニバース!!
マーベル・シネマティック・ユニバース(アベンジャーズシリーズなど)
DCエクステンデッド・ユニバース(ジャスティス・リーグシリーズなど)
モンスター・バース(ゴジラやキングコングシリーズなど)
ダーク・ユニバース(ミイラや狼男シリーズなど)
これ以外に他社でまだまだユニバース化の企画があるそう。
マーベル・シネマティック・ユニバースが成功したので
それに乗っかろうという魂胆が見え見えで面白いですね。
頓挫しそうな企画や実現出来なさそうな企画もありますが
時代の違う複数の現実世界に繋がっているので、未来のテクノロジーが古びた姿で出て来る事もあるし、古い時代の人物が生きて登場する事もある。現実世界から中間世界に迷い込んでしまう人物も何人も登場する。
この世界に建っているのが【ダーク・タワー】と呼ばれる塔。
そして世界には6本のビームがあり、その交点にあるのがダーク・タワー。塔から見ると塔を中心に12本のビームが放射状に放たれているように見える。
これはとても大切で中間世界にとっての支柱みたいなもので、この塔とビームが中間世界を支えるだけでなく、あらゆる次元の世界をつなぎ止める役割を果たしている大事なものです。
(ビーム=梁みたいなもの)
ダーク・タワーの世界は中間世界(Mid-World)と呼ばれているが細かく分けるとその世界はさらに5つの地域に分けられ、其々がIn-World、Out-World、Mid-World(中間世界)、BORDERLANDS、End-Worldと呼ばれている。
主人公が最初に旅をするのはMid-Worldで
ダーク・タワーがあるのはEnd-World。
主要な舞台は中間世界で現実世界から紛れ込んだ人物が登場する。それだけではなく現実世界そのものも物語の舞台となる。
そして現実世界にも2種類ある。
中間世界はあらゆる次元に通じているのでパラレルワールドになっていていろんな現実に繋がっていて主人公達は目的に応じて何度か現実世界に侵入しますが、その内の一つが「根本原理世界(Keystone World)」と呼ばれるもので、これが我々の暮らしているこの現実世界。
この世界ではスティーブン・キングという小説家がメイン州で小説を書いていて、そのタイトルは「ダーク・タワー」。
つまり作中に作者が登場していますがこれがすごく重要になってきたりします。
キング作品の集大成ですが別に他作品を知らなくても楽しめます。別の本の登場人物が主要キャラとして出てきてたり、名前だけ出てきたりする程度ですので。
そして何より非常に長い!!
ハリー・ポッターの楽しいファンタジーと根本的に異なり
「ダーク・タワー」はダークファンタジーです。
万人にはオススメ出来ませんが嵌れば非常に面白い!
(私はこの手のダークファンタジー系は好きですね)
小ネタですが
映画『ミスト』で主人公デヴィッドが「暗黒の塔と薔薇、異世界へ通じる扉の前に立ったガンスリンガー」の絵を描くシーンから物語が始まっています。
映画に登場する怪物はこの中間世界から来ているという設定ですね。
(映画『IT/"それ"が見えたら終わり』に登場するペニーワイズも同じ)
映画の中では怪物がどこから来たのか一切説明が無いので
この辺りはちんぷんかんぷんになります。
(「軍隊が何かの扉を開けてしまったらしい」という情報だけ流れます)
この映画自体が怪物の謎よりラストの絶望感までの流れが優先されるので
寧ろその辺りは気にしない方が良いかも。
さて原作小説を軽く紹介した所で
本題の映画『ダーク・タワー』を紹介します。
『ダーク・タワー』
(The Dark Tower)
2018年1月27日公開
<あらすじ>
巨大なタワー、拳銃使いの戦士、魔術を操る黒衣の男が現れる悪夢を見続けていた少年ジェイク(トム・テイラー)は、ある日夢で見た中間世界と呼ばれる異界が現実世界とつながっている場所を発見する。
中間世界に導かれたジェイクは世界のバランスを維持するタワーの守護者であるガンスリンガーのローランド(イドリス・エルバ)とタワーを破壊しようとする黒衣の男ウォルター(マシュー・マコノヒー)の戦いに巻き込まれてしまい・・・
結論から言いますと
やっぱり期待し過ぎたーーーー!!!
んかな・・?
面白いのは面白いんです。
原作の世界観を映像化しようとする意気込みは感じました。
イドリス・エルバ演じるローランドの華麗なガンアクション。
華麗なリロード。
神業のようなリロードから始まりニューヨークの銃器店で大量の弾丸を手に入れたローランドの二丁拳銃で撃ちまくりの勇姿は格好良すぎる!
このオッサン(失礼)ガンアクションが映画の見所の一つ。
黒衣の男ウォルターを演じたのはマシュー・マコノヒー。
色気たっぷりのセクシー男ですね!(変な意味ではなく)
駄目なのはやはり95分という
上映時間の短さによる駆け足感!!
もっと説明が欲しい・・・
今回の映画について原作者のキングは
「原作の続編」という発言をしています。
これは一体どういう事なのか?
それは小説で手に入れられなかったアイテム「エルドの角笛」をすでに手に入れている状態からスタートしているという事。ローランドの背負袋にそれらしきものが見えるので間違いないかと。
原作でのローランドはクリアに必要なこの「エルドの角笛」を持っていなかった為に折角最後までたどり着いたのにハッピーエンドを向えられずまた最初からやり直しという悲惨な目にあっています。
これは昔の戦いで失われた一族に伝わる戦の角笛で
これを持っている事がダークタワー攻略の必要条件のひとつ。
映画の構成は原作をよく研究し第1部:黒衣の男を倒すまでの話を絞り、そこに至るまでをなるべく小説に出てきた要素を利用して構成しようとしたものになっていて、それ自体はよく出来ている。
1作でやる都合上、原作のどの部分を採用するかで張っている筈なのに映画版の物語としての組み立ては良い。
なのにやっぱり原作とはかけ離れたものになっている。
原作のエッセンスを取り入れたオリジナルといって良い。
見ている時の印象・全体から受ける雰囲気が
原作の「ダーク・タワー」とはまるっきり違う。
映画『ダーク・タワー』は忠実な映画化ではなく
続編でもあるという微妙な位置づけ。
それなら思い切って”続編である”と明記し
原作から一歩進んだ独自の世界を構築すれば良かったと思う。
続編とは言いながら実際には原作の色んな場面の切り貼りのようで何かもどかしい。
原作の”途方もない旅”という雰囲気がないのが残念。
そもそも7部作の原作を95分に収めるというのが
到底無理!!
物語の背後にある世界観や長い物語の中で紡ぎ出される空気感はほぼ感じられない。
キングの別の大作『スタンド』と物語が交差したり
『呪われた町』のキャラハン神父が重要なキャラで登場したり
キング自身が原作者として登場したり
というモノは相当カットされている。
ただ「シャイニング」の舞台となったオーバールックホテルがちらっと出てきたりしているのでそういう雰囲気は出そうとしてはいるのかもしれない。
当初計画されていたのは映画三部作とドラマとのマルチ展開。
映画第1部
↓
ドラマシリーズ1stシーズン
↓
映画第2部
↓
ドラマシリーズ2ndシーズン
↓
映画第3部
で完結という具合。
しかし主人公が4人から2人に減らされ上映時間95分のダーク・タワーのみで完結という時点ですでに期待出来ない。
というか期待したくても出来ない。
出来るのは”もしかしたら”という期待です。
原作の長さとネームバリューからしたら
2時間超えの大作にしてよ!!
もっと映像が観たいんだよ!!!
シリーズ化するつもりだった計画が頓挫したのかな・・・?
そんな『ダーク・タワー』ですが
気になるのは続編がどうなるのか?
一応シリーズにするって話だったし。
映画自体は続編可能な終わり方だったので
続ける事は可能ですが果たしてどうなる事やら。
評価も興行収入もあまり芳しくないのが・・・
でもテレビシリーズ化はまだ検討中とか
ドラマ版は完全リブートなんて話もあるし。
テレビシリーズは原作の4部主人公ローランドの少年時代を描くものになると予定されていたが実現の度合いは不透明。
完全リブートになるという驚きの情報がありますが
これは原作者キング自身の発言なので信憑性はあります。
なら最初からドラマシリーズでやれば良かったんじゃ・・・?
映画は映画で好きだから良いんですけどね!!
それでは。
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