最近パスドラに課金した濱田です。
ついにやってしまいました。。
無課金を貫いていたのにガチャという名の誘惑に勝てなかった。
なんてこったいorz
今回はついにやってきました皆様お待ちかねナウシカネタバレ編のスタートです。
特に待ってない?
そう言わずにお付き合い下さい。
今回ネタバレ編が遅くなったのは、久しぶりで内容を忘れていたので読み返すのに時間がかかっただけなんです・・・
ただそれだけなんです・・・
↑ナウシカと巨神兵
まずは物語を順に追っていきましょう。
1、事の始まり
ナウシカ達が誕生する遥か前の時代。
人類の文明はセラミック文明に到達し、更なる繁栄の時代を迎えていました。
しかし人類は文明の発達と共に地球を破壊し続けてきました。
同じ人類同士で激しく争い、互いに傷付け合うと共に、その過程でもまた地球の環境を破壊していきます。
それがセラミック文明の時代に入って、行き着く所まで行きました。
一部の人達は、このままでは人類も地球も滅びてしまうと悟り、一つの遠大なプロジェクトを実行に移します。
それは 現在の文明を徹底的に破壊し尽し、その後に地球環境を元に戻して、また一からやり直しましょう というフレッシュスタート方式です。
このプロジェクトを成功させるために3つの段階が用意されました。
では段階ごとに詳しく見て行きましょう。
2、計画の全容
(段階Ⅰ)破壊
これは映画を見た方にも御馴染みの巨神兵による「火の七日間」です。
よく考えてみれば、映画では何故人間の生み出した巨神兵が、人間や人間の作り出した物を壊しまくったのか、詳しい説明はされていませんでした。
しかし真相は、リスタートするために巨神兵を使役して文明を破壊する事が目的だったのです。
そしてこの段階で注目すべき事実が発覚します。
セラミック文明を生み出した人類は、この「火の七日間」で、事実上全滅しているのです。
ではナウシカ達は何でしょうか?
(段階Ⅱ)浄化
セラミック文明をデリートした所で次の段階に移ります。
それはこれまでの人類の手によってすっかり汚染されてしまった大地の浄化作業です。
これも映画で語られている通り、「腐海」こそが汚染された大地の浄化マシーンであり、人類のばらまいた有毒物質を無害な物に変えて行くのです。
あの様に長い年月をかけて大地をキレイにしていくという訳です。
そして巨大昆虫群はこの腐海を守るための番人として作り出されました。
さらに彼らは体に胞子を付けて腐海を拡大させる役割も担っています。
先ほどのナウシカ達は何者なのかという点ですが、ナウシカ達は旧人類を人工的に改造した強化人間なのです。
なぜ旧人類を改造したのかといえば、浄化作業中の汚染された世界でも生きて行ける様にするためです。
あの貧相なマスク一丁で猛毒の腐海を動き回れるというのは、まさしく強化を施された証と言えるでしょう。
では大地の浄化作業が終わった後、ナウシカ達「汚染適応型人類」はどうなるのでしょうか?
結論から言えば、汚染適応型人類は浄化された世界では生きて行けません。
血を吐いて死んでしまいます。
ではなぜ死んでしまうのでしょう?
(段階Ⅲ) 出発
汚染された世界が浄化され、キレイな環境が整った後、ついに一からやり直す時が来ます。
しかしここで旧人類のような思慮の浅い人間を大地に放てば、また以前と同じ失敗を繰り返すのは目に見えています。
そこで計画者達は遺伝子に改良を加えた音楽と詩を愛する穏やかで賢い新人類を投入する事にしたのです。
これで地球の環境は保たれ、人類の未来も明るく、全ては万々歳です。
現在(物語中)は段階Ⅱなので、遺伝子組み換えの新人類は映画『マトリックス』に出てきた人間の栽培畑のような卵状態で墓所に無数にぶらさがっており、清浄な世に出る日を待っています。
ここで問題となるのは、旧人類を汚染適応させただけのナウシカ達の子孫なのですが、彼らを浄化された世界にそのまま残せば、また同じ過ちを繰り返すどころか、新人類と対立して争いが起こる可能性さえもあります。
それではマズイという事で、汚染適応型人類は浄化された世界では生きて行けないようにプログラミングされました。
血を吐いて死ぬのはそのためです。
浄化された世界が到来したら汚染適応型人類はバタバタと死んで、新人類との交替が平和裏に行われる手はずとなっているのです。
これがナウシカ達の生きる世界の真実であり、一見完璧に調和のとれたシステムにも思えます。
この事実を知った時、主人公であるナウシカはどう感じたのでしょうか?
果たして彼女の下した決断とは!
次回に続く・・・・・という事はしませんよ。
事実を知ったナウシカは、ブチ切れてシステムをぶっ壊そうとします。
ナウシカの怒りを感じた計画者は、ナウシカの暴走を止めるため、交渉材料として「汚染適応型人類も再改造すれば清浄な世界で生きて行ける」と持ちかけます。
しかしナウシカはこれを聞き入れず、そのままシステムを破壊しました。
汚染適応型人類を再改造して新人類と共に清浄な世界に投入すれば、前章で述べたように汚染適応型人類と新人類との間で必ず何か問題が起こるでしょう。
先の計画者の提案は、ナウシカの怒りを逸らすためのブラフだったと見るべきでしょう。
だからこそナウシカは、その提案を信用せずにシステムを破壊したのです。
とは言え、ナウシカのとった行動がこの地球に与える影響は思いのほか大きく、「最後に残るのは動物のいない清浄な世界だけ」という事態になる可能性が非常に高いからです。
段階Ⅱでナウシカに破壊されてしまった中枢システムですが、腐海による浄化作業がまだ進行中なのでいずれ大地は清浄な世界になります。
しかしその時に投入されるべき新人類は、ナウシカが卵の段階で全て殺してしまったのでもう居ません。
そして汚染適応型人類であるナウシカ達の子孫も、結局は血を吐いて全滅します。
その他の旧世界にいた動物達は、新人類とは別の場所で飼育されており、清浄な世界に解き放たれる日を待っています。
しかし中枢システムが破壊された事により、地上へ解放する命令を出される事が無くなってしまったため、彼らは永遠に地上へ出る事は有りません。
大地が浄化されたのにその大地には人類どころか一匹の動物もいないという、何ともシュールな世界になってしまいます。
結局ナウシカのとった行動は果たして良かったのでしょうか?
次回に続・・・・・・もう少しです。
結果だけを見れば、ナウシカが人類の未来を断ち切ってしまったように見えます。
事実その通りなのですが、考え様によっては、本来の人類であった旧人類は既に滅びているとも言えます。
ナウシカら汚染適応型人類は、旧人類に改造を施して作られたとはいえ、所詮は人工的に作られた人類です。
「人間(旧人類)の身体が素から変わってしまった」と語られているように、汚染適応型人類はもはや旧人類とは全くの別物です。
ましてや「音楽と詩を愛する穏やかで賢い」だけの新人類なんて、もう人類とは呼べないでしょう。
穏やかだったり、険しかったり、その他にも複数の性質が複雑に同居してこそ人間であり、その性質ゆえに旧文明と共に滅びたのです。
ナウシカの行動を待つまでも無く、この計画が発動した時点で「人類」はもう滅亡していたとも考えられます。
以上がコミック版ナウシカのラストとネタバレです。
気になる方は是非読んで欲しいですね。
なんと言っても読書の秋ですから!
え?
ネタバレしてるから読まない?
なんてこったいorz
次回はジブリ作品の都市伝説とかを紹介しようと思います。
それでは。
<小ネタ>
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